静岡県の大井川沿いを走る絶景列車【大井川鐡道】をご紹介<後篇>
「大井川鐵道」に乗ってきたなび!<後篇>
「大井川鐵道」で「新金谷」駅~「家山」駅を旅した前回。今回は「田野口」駅~終点である「千頭」駅を目指すなび。日本で唯一のアプト式を採用した通称・南アルプスあぷとライン「井川線」へ乗り換えれば、国内最大の90%勾配を体験できて、眼下に広がるダム湖の絶景や日本一の高さを誇る「関の沢橋梁(せきのさわきょうりょう)」を望むことができるなびよ。
「田野口」駅でサプライズ
「新金谷」駅から13駅目の「田野口」駅は、「大井川流域 まちかど博物館」も併設しているなび。昭和30~40年代をイメージして再現したこの駅舎内には、乗車券販売窓口や日付機、乗車券箱などをかつてのスタイルで設置されているなび。
博物館側へ回ると、地元のおばあちゃんやおじいちゃんたちが温かく迎えてくれたなびよ。「大井川鐵道」さんには全国にたくさんファンがいて、月に一度、彼らがボランティアとして駅舎やホームの草刈りをしにきてくれるそうなび。そのお礼に、地元のおばあちゃんたちが手作りの家庭料理を持ち寄って、ボランティアさんへ振る舞っているそうなび。なんと、しずな~びの到着も待ってくれていたなびよ。とっても温かい人たちなびね~♪。「まぁまぁ、座って」とおばあちゃんに誘われて席に着くなび。「2015年ゆるきゃらグランプリ会社部門で優勝おめでとう!」「わ~、ありがとうなび。みなさん、しずな~びのこと知ってるなび?」「知ってるよ~。テレビコマーシャルなどで、頑張っていたもんね!」とおばあちゃん。なんともうれしいサプライズで感激なび!! こんなに優しい人たちがいる静岡県の魅力をもっともっと伝えられるように頑張ろうと、あらためて誓ったなびよ。
長テーブルの上は、おばあちゃんたちお手製の料理で埋め尽くされているなび。煮物にてんぷら、お漬物に手のぬくもりを感じる丸っこいおにぎり、甘味は栗きんとんなど、「お腹いっぱい食べてってね」とおばあちゃんたち。ニコニコの笑顔が、みなさんとっても素敵だったなび。「大井川鐵道」さん、地元のおじいちゃん・おばあちゃん、ボランティアさんたち、本当にありがとうなび。どれもおいしくて、心もお腹もいっぱいなびよ!
おばあちゃんたちの優しさに触れ、後ろ髪ひかれる思いで終点の「千頭」駅へ向かうなび。「千頭」駅はSLの終点になっていて、国指定登録有形文化財である「転車台」と呼ばれるターンテーブルがあるなび。「千頭」駅まで走ってきたSJは「転車台」を使い手動で回転させて「新金谷」駅へ戻っていくなびよ。
終点の「千頭」駅から寸又峡へ
「千頭」駅のすぐ目の前に、「寸又峡温泉」へ向かうバス乗り場があるなびよ。紅葉の名所である「寸又峡温泉」へはバスで約50分。シーズンは混み合うので、計画的に行くなびよ。また、日本で唯一のアプト式を採用した通称・南アルプスあぷとライン「井川線」の乗り換え地点でもある「千頭」駅。勾配90%のアプト式レールの路線はまるでジェットコースターのようなび。営業路線では世界一高い約71メートルの高さから眼下をのぞむスリルを体験してみてほしいなび!
この時期の「寸又峡」は大賑わいなび!SL列車に「寸又峡」での紅葉狩り、お肌がつるすべになれる町営露天風呂「美女づくりの湯」もあり、秋の行楽にぴったりなスポットなびよ。乳白を帯びたブルーの人工湖の上を渡る長さ90メートル高さ8メートルの「夢の吊り橋」は、橋のまん中で恋のお祈りをすると夢が叶うとされているなびよ。50分~90分で自然を満喫できるハイキングコースも用意されているので、マイナスイオンをたっぷり浴びてみてほしいなび!
行楽を楽しみ、帰路に着く人たちでごった返す「千頭」駅。かっこいいSLや温かな人たちとの出会いがとっても楽しかったので、なんだかちょっぴり寂しい気分なびよ。しばし思い出に浸るしずな~び。1日では足りないくらい、素敵なスポットだったなび。「寸又峡温泉」で1泊すれば、この地の魅力をもっと満喫できそうなびね。
「大井川鐵道」の旅、いかがだったなび?紅葉の時期以外にも、春休みから12月上旬まではほぼ毎日SLが運行しているなび。是非、「大井川鐵道」で静岡の雄大な自然と、人の温かさに触れてほしいなび!
「音戯の郷」で美しいサウンドに酔いしれるなび
「千頭」駅のすぐそばにある「音戯(おとぎ)の郷」は、音をテーマにした体験ミュージアムなび。「聴診器」を使い、昔懐かしい音や自然の音など、「音」と戯れる体験型の施設で、地元の農産物が購入できる販売所もあるなびよ。