2015年静岡県西部不動産市場を予測
公開日時:
更新日時:
建築費の高騰と消費税アップで分譲マンションの価格が上昇
周辺市町の状況を見ると、磐田市は新しい分譲地を中心に引き合いがあり、袋井市は下山梨、山科、可睡の杜が好調。掛川市は杉谷、湖西市はJR新所原駅周辺が人気を集めている。「発売からあまり時を経ていない新しい分譲地が人気。新築住宅が続々と建ち、新しい家族が引っ越して来ると街が活気づきます。近くに小中学校やスーパーマーケット、コンビニエンスストアがそろっていることも選ばれる条件ですね」と中村さんは語る。
磐田市の土地購入情報はこちら
袋井市の土地購入情報はこちら
掛川市の土地購入情報はこちら
湖西市の土地購入情報はこちら
では、次に分譲マンションに目を向けよう。2014年に浜松市内で発売された分譲マンションは中区のみ4件・250戸(表C)。約10年前の2004年(13件・754戸)をピークに、供給は先細りしている。中村さんは「JR浜松駅周辺や遠鉄沿線といった分譲マンション建設に適したエリアに用地がなかなか確保できず、供給が減っているのが現状です。1戸あたりの価格は3,170万円と前年より約100万円上昇。これは需要と供給のバランス以上に建築費の高騰による影響です。また、消費税が8%になり、分譲マンションの販売価格は今後も値上がり傾向に。来年は1戸あたり200万円ほど値上がりし、3,400万円ぐらいになるのではないでしょうか」と見込んでいる。
割高感があるとはいえ、快適かつ安全に暮らせる分譲マンションは人気だ。マンションライフに憧れる人たちは新しい物件の登場を待っている。
浜松市中央区のマンション購入情報はこちら
浜松市の新築分譲マンションの推移(表C)
編集協力 静岡情報通信