リースバックとリバースモーゲージの違いを徹底比較!静岡で老後資金を確保する賢い選択肢
こんにちは!しずなび株式会社です。
近年、「老後の生活費や医療費が心配」「年金だけでは将来が不安」と感じて、自宅を活用した資金調達を検討する方が増えています。
特に
注目されているのが、「リースバック」と「リバースモーゲージ」の2つの方法です。
どちらも“自宅に住み続けながらお金を得る”という点で共通していますが、仕組み・利用条件・リスクはまったく異なります。
この記事では、
- リースバックとリバースモーゲージの基本的な仕組み
- それぞれのメリット・デメリット
- 自分に合う選び方のポイント
等を詳しく解説します。
「自宅を手放したくないけれど、老後の資金を少しでも確保したい」
「どちらを選べば後悔しないか知りたい」
という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
リースバックとリバースモーゲージの基本の仕組み
リースバックとは?
(自宅を売却し、賃貸で住み続ける仕組み)
リースバックとは、自宅を不動産会社などに売却し、その後は賃貸契約を結んで住み続ける仕組みです。
特徴を整理すると以下の通りです:
- 自宅を売却して一括で現金化できる
- 売却後は家賃を支払いながら住み続けられる
- 契約内容によっては、将来的に買い戻しも可能
- 資金の使い道に制限がない
つまり「現金が今すぐ必要」「引っ越しはしたくない」という方に向いている方法です。住宅ローンが残っていても、売却額で完済できる場合は利用可能です。
リバースモーゲージとは?
(自宅を担保にお金を借りて住み続ける仕組み)
リバースモーゲージは、自宅を担保に金融機関からお金を借りる仕組みです。所有権は維持され、亡くなった時に家を売却して返済します。
特徴を整理すると:
- 自宅を担保に融資を受ける
- 所有権は本人に残る
- 返済は利息のみ(元金は死亡後に一括精算)
- 高齢者(おおむね60歳以上)限定
- 資金使途は老後資金・リフォーム・医療費などに限定
元金返済は死亡後なので、月々の生活費負担が少なく、生涯にわたって自宅に住み続けられるメリットがあります。
ここが違う!リースバックとリバースモーゲージの比較

所有権の扱いの違い
リースバックとリバースモーゲージの一番大きな違いは、「家の名義(所有権)」が自分に残るかどうかです。
リースバックの場合
- 家を「一度まるごと売る」仕組みです。
- 売ったあとにその家を「借りて住む」ようになります。
- つまり、名義は新しい買主のものになり、自分は「借りる側」になります。
- 家を売ることでまとまったお金は手に入りますが、「自分の家ではなくなる」点は注意です。
リバースモーゲージの場合
- 家を「売らずに、担保にする」仕組みです。
- 名義は自分のまま残り、家の所有者であり続けます。
- ただし、借りたお金は最終的に「家を売って返す」ため、亡くなったあとに家族が住み続けることは難しいこともあります。
たとえるなら…
リースバックは「家をいったん手放して、家賃を払って借り直す」
リバースモーゲージは「家を担保にしてお金を借りる」というイメージです。
資金の受け取り方の違い
リースバックとリバースモーゲージでは、「お金の入り方」がまったく異なります。
リースバックの場合
- 家を売るので、売却代金を一括で受け取るのが基本です。
- 例:「2,000万円で売却 → そのまま2,000万円が手元に入る」
- まとまった資金をすぐに使いたい人に向いています。
- ただし、その後は「家賃」を支払いながら住み続ける形になります。
リバースモーゲージの場合
- 家を担保にして、少しずつお金を借りる仕組みです。
- 必要なときに必要な分だけ引き出せる(年金のように受け取る)形式が多いです。
- 返済は毎月「利息だけ」を支払い、元金は亡くなったあとに家を売って清算します。
- つまり、毎月の負担は少ない代わりに、「すぐに大きな金額を得る」ことは難しいです。
たとえるなら…
リースバックは「家を売ってボーナスをもらう」
リバースモーゲージは「家を担保にして年金のように少しずつもらう」という違いです。
利用条件と対象者の違い
どちらも「誰でも使えるわけではない」という点も重要です。
リースバックの利用条件(比較的ゆるめ)
- 年齢制限は基本的になし。
- マンション・戸建て・土地付き住宅など幅広い物件で利用可能。
- 売却した資金の使い道も自由(事業資金・教育費・借金返済などOK)。
リバースモーゲージの利用条件(やや厳しめ)
- 利用できるのは主に高齢者(おおむね60歳以上)
- 収入や家族構成、物件の所在地などに条件があります。
- 特に「担保価値が安定している戸建て」が前提。
- 使い道に制限があり、「老後の生活費・医療費・リフォーム費用」などが中心です。
たとえるなら…
リースバック=「どんな世代でも利用できるオープンな制度」
リバースモーゲージ=「高齢者向けの老後支援制度」と考えるとわかりやすいです。
3つの違いをまとめると…
| 比較項目 | リースバック | リバースモーゲージ |
|---|---|---|
| 所有権 | 売却するので手放す | 自分に残る(担保設定) |
| 資金の受け取り方 | 一括で現金化 | 必要な分を分割で借入 |
| 主な利用者層 | 年齢問わず・幅広い層 | 高齢者中心(60歳以上) |
| 資金の使い道 | 自由(制限なし) | 制限あり(生活・医療・介護など) |
| 毎月の支払い | 家賃支払い | 利息のみ |
| 相続対応 | 家は残らない | 家を残せる場合もあり |
メリット・デメリットをそれぞれ比較
リースバックのメリット・デメリット
メリット:
- 売却で即現金化
- 引っ越し不要で住み続けられる
- 資金使途は自由
- 将来の買い戻しも可能な場合がある
デメリット:
- 売却価格が市場価格より低くなる場合が多い(約60〜80%)
- 毎月の家賃負担が発生
- 所有権を失うため相続資産は減少
- 契約更新が保証されない場合もある
リバースモーゲージのメリット・デメリット
メリット:
- 自宅を手放さず資金調達
- 月々の負担は利息のみ
- 老後生活費の補填が可能
- 評価額次第で融資枠を柔軟に設定
デメリット:
- 不動産評価が下がると追加担保の可能性
- 相続人が家を引き継げない場合も
- 高齢者限定で審査が厳しい
- 金利変動による利息増リスク
静岡県内での利用状況と地域事情
静岡県内では、リースバックとリバースモーゲージの利用状況に地域差があります。
リースバック
- 静岡市・浜松市での利用が多い
- 地域密着型不動産会社(例:しずなび)への相談が中心
- 年齢制限なしで幅広い層に対応可能
- 土地価格の安定性により、売却額がある程度予測できる
リバースモーゲージ
- 高齢者(60歳以上)が対象
- 静岡銀行・浜松いわた信用金庫・JAなどで取り扱い
- 浜松市や静岡市内の地価が安定している地域での利用が多い
- 利用者は「老後生活費の補填」「医療費・介護費用」の目的が中心
どちらを選ぶ?適しているのはこんな人

リースバックが向いている人
こんな人に向いています
- 今すぐまとまったお金が必要な人(教育費・介護費・事業資金など)
- 年齢や収入の条件を気にせず、誰でも使いやすい制度を希望する人
- 固定資産税や修繕費など、家を所有するコストを減らしたい人
- 家を売っても、住み慣れた家にそのまま住み続けたい人
- 相続よりも、今の生活を安定させることを優先したい人
わかりやすく説明すると
リースバックは、「家をいったん売って現金を得てから、家賃を払って住み続ける」仕組みです。たとえば、教育費や介護費、住宅ローンの返済など、すぐに現金が必要な方にぴったりです。
実際に静岡県では、「親の介護施設入居費を払うために家を売り、そのまま住み続けた」ケースが多くあります。この制度なら、引っ越しをせずにまとまった資金を得られます。
また、年齢制限がなく、若い世代でも利用できるのが特徴です。たとえば「子どもの教育費に充てたい」「事業の資金繰りを整えたい」など、ライフステージに合わせて使える柔軟な制度です。
ただし、売却後は家賃が発生するため、「毎月の支払いがどのくらいになるのか」は事前に確認しておくことが大切です。
リバースモーゲージが向いている人
こんな人に向いています
- 高齢者世帯で、家を売らずにお金を借りたい人
- 毎月の支払いを抑え、利息だけで返済したい人
- 長く住み続けたい持ち家を手放したくない人
- 相続よりも、自分たちの生活を安心して過ごすことを優先したい人
- 自宅の資産価値があり、担保として利用できる人
わかりやすく説明すると
リバースモーゲージは、「家を担保にしてお金を借り、亡くなった後に家を売って返す」仕組みです。つまり、家の名義を自分のままにしてお金を使うことができます。
特に、年金生活をしている高齢者の方にとっては、「毎月の負担が少ない」のが大きなメリットです。返済は利息だけなので、生活費に余裕を持たせながら、介護費用や医療費などをまかなうことができます。
静岡県でも、60代後半〜70代の方が「老後資金を確保しつつ、家を手放したくない」という理由で利用するケースが増えています。
一方で、借入には審査があり、
- 年齢(60歳以上など)
- 住宅の価値や立地
- 家族構成(配偶者の有無)
などの条件をクリアする必要があります。また、借りたお金は最終的に「家を売って返済する」ことになるため、家族にその家を相続したい場合は注意が必要です。
判断のポイント:家族への資産承継 vs 将来の住まい確保
- 資産承継重視 → リースバック(将来的に買い戻しプランも可)
- 老後の住まい優先 → リバースモーゲージ
両者の違いを一言でまとめると、
「リースバック=資産を現金化する仕組み」
「リバースモーゲージ=資産を担保に生かす仕組み」
利用を検討する際の注意点とアドバイス
リースバックもリバースモーゲージも、契約内容をしっかり理解しないと「思っていたのと違う」という結果になりかねません。
特に、家賃や利息の支払いは長期的に続くため、将来の生活費をシミュレーションしてから契約することが大切です。
また、どちらの仕組みも「家族の理解」と「相続の考え方」が大きく関係します。契約前には、家族や不動産会社、金融機関の担当者に相談し、老後の資金計画や住まいの方針を一緒に整理しておくと安心です。
まとめ(リースバックとリバースモーゲージを正しく理解しベストな選択を)
リースバックとリバースモーゲージは、どちらも“住みながら資金を得る”方法ですが、仕組みやメリット・デメリットは大きく異なります。
- 今すぐ資金が必要 → リースバック
- 老後生活費を少しずつ補いたい → リバースモーゲージ
家族構成、生活費の必要性、将来の住まいの希望、相続の考え方によって最適な選択は変わります。
静岡県内では、地域特性や地価動向に応じた最適な提案が可能です。
リースバックもリバースモーゲージも、専門知識を持つ不動産会社・金融機関への相談が欠かせません。
将来を見据えた住まいと資産の使い方を、一緒に考えていきましょう。
しずなび株式会社は、静岡県の一戸建て・土地・マンション売却・査定をサポートする不動産売却情報サイトを運営しています。
静岡県の不動産売却・査定は、しずなび株式会社にお任せください。
宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー/スムストック住宅販売士





