静岡県の大井川沿いを走る絶景列車【大井川鐡道】をご紹介<前篇>
「大井川鐵道」に乗ってきたなび!<前篇>
静岡県のほぼ中央を流れる大井川沿いを、全長65キロメートルにわたって走る「大井川鐵道」。SL列車や、かつて日本全国で活躍していた電車が走っていることで知られていて、ドラマや映画のロケ地としてもよく登場するなび。車窓からのぞむ奥大井の風光明媚な景色、風情ある木造の駅舎がノスタルジックな世界へ導いてくれるなびよ。
SL列車で出掛ける前に
SL列車の始発駅である「新金谷」駅前にある「プラザロコ」で、「大井川鐵道」について勉強しておけば、より旅が楽しくなること間違いなしなびよ。貴重な実物列車や模型展示、昭和30~40年代の駅舎を再現した「ロコミュージアム」、SLモチーフのお土産や静岡産・川根特産品などが買えるコーナーがある施設なび。1921(大正10)年製造のSL列車「いずも」や1953(昭和28)年製造のミニ列車「スロフ1系」を背景に記念撮影。それぞれの列車の中に入ることもできるなびよ。
ボッボッボと心地よい走行音をなびかせ、黒煙とともに、SL列車「C11系 227」が到着したなびよ。1942(昭和17)年9月に製造された大御所は、北海道標津線出身。すべての蒸気機関車は休日や行楽期間のみの運行なので、運転日は注意するなびよ。「新金谷」駅から「千頭(せんづ)」駅までの片道39.5キロメートル約80分かけて走っていくなび。全席指定なので事前予約を忘れずにするなび!
そうこうしていると、「21000系」と呼ばれるレトロな電車が到着したなび。1958(昭和33)年製造、高野山への急勾配を登り、河内平野を駆け抜けた南海高野線出身なびよ。草色のボディに緑のラインがとってもおしゃれなびね♪こちらは各駅停車なので、地域住民の足としても活躍中。みんなが乗る前の車両へ特別に乗せてもらったなびよ。まるで貸切のようで、ちょっとドキドキするなび~!
ベルベット調のえんじ色に身を包んだシートが決まってるなび。座席は向かい合わせになっていて、おしゃべりも弾みそうなびね♪美しい曲線を配した肘掛、手入れされた床もボディに合わせた草色で統一。さぁ、50年以上現役の働き者に誘導してもらいながら、旅の始まりなびよ!
「家山」駅のほっこり癒しスポットへ
「新金谷」駅から7つ目の「家山」駅で下車してみるなび。ここは急行のSL列車も必ず止まる駅なびよ。汽笛を合図に列車がホームへ滑り込むシーンや、線路上に煙を放ちながら発車するシーンも見られるなびから、「撮り鉄さん」や「音鉄さん」にとっても人気のスポットだそうなび!そんな場面を心待ちにしながら過ごせる、癒しスポットがあると聞いたなびよ。どこに何があるなびか?
駅に向かって右手に小さな小屋を発見したなび。中へ入ってみると、なんと足湯があったなび!「家山の足湯」は大井川流域産の杉やヒノキを活用した木造平屋になっていて、お湯は川根温泉の源泉を運んでいるなびよ。屋根付きなので、雨の日や寒い日でも温まれるうえ、無料で入泉できるありがたい施設なび。遠くから汽笛の音が聞こえたので、駅に戻るなび~!
駅に戻ると「SLかわね路1号」がちょうど到着したところだったなび。こちらは1930(昭和5)年製造と大井川鐵道を走る蒸気機関車の中でも一番のおじいちゃん列車なびよ。全国津々浦々を走り回ったあと、会津若松で一度引退。その後、岩手県宮古市で現役復活を果たし、1997(平成9)年にこの地へ赴任してきた、まさに伝説のSLなび。
そんな「SLかわね路1号」を見送ったら、しずな~びも次の駅に移動なび。次の向かう「田野口」駅では、サプライズが待っているらしいなびよ。ドキドキしながら、向かってみるなび!
「プラザロコ」と「家山の足湯」情報をチェック
「新金谷」駅にある「プラザロコ」は9時~17時の年中無休。SLが運転しない平日でも楽しめる、鉄道ファンにはたまらない施設なび。「家山の足湯」は土・日曜日、祝日のみ、12時~16時までのオープンなび。