長期固定型の住宅ローン「フラット35」の金利が、史上最低を更新し、金融機関独自の固定型住宅ローンも軒並みダウンした。今後について、日本の景気は金利上昇を伴うほどに改善されていないことから、低金利はしばらくの間つづくものと予想される。2013年前半は消費増税の行方を占う年でもあり、マイホームの購入を検討するなら、増税前の駆け込みが狙える今が絶好期と言えるだろう

住宅ローン金利が史上最低水準に!

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グラフ:フラット35金利の推移。最高金利2.76%、最低金利1.81%
グラフ:長期金利の推移も史上最低水準。

新発10年国債利回り(2012年12月11日終値:0.700%)

6ヶ月連続2%割れ 2003年以来過去最低金利

民間金融機関と住宅金融支援機構が提供する長期固定型の住宅ローン「フラット35」の金利が、この12月に入って史上最低を更新した。返済期間が21年以上35年以下で1.81~2.76%、20年以下で1.53~2.48%と、最低金利の2%割れは6ケ月連続。旧住宅金融公庫が融資をはじめた2003年以来の最低金利となった。

これは長期金利が低下しているためで、金融機関独自の固定型住宅ローンも軒並みダウン(本誌クイックガイド参照)。都市銀行やネット銀行の長期固定型住宅ローンの金利は、変動型の店頭表示金利と逆転する現象が起きている。しかし変動型住宅ローン(金利2.475%)は銀行側の1.2%~1.7%ほどの金利引き下げ努力によって変動型ローンのメンツを保っている状態だ。長期金利の低下は12月に入っても見られるが、今後、日銀の政策や政府の景気浮揚策によっては上昇もあり得る。

固定10年は金利引下後1.30%・変動は0.875%を堅持

12月現在の固定金利は、みずほ銀行の全期間固定35年で2.2%、固定10年物は都市銀行が揃って金利1.3%。地元の信用金庫でも固定10年物は金利1.3~1.4%。信託銀行では1.15%から扱うところもある。

一方、変動金利は日銀の政策金利である無担保コール翌日物(本誌:住宅ローン金利等の推移&金融指標を参照)等の影響を受けて短期プライムレートは1.475%が維持され、銀行の変動金利はこれに1%を上乗せしたものとなっている。日銀のゼロ金利政策が過去に政策金利としていた公定歩合も現在は0.3%に抑えられ、現状の変動金利2.475%(引下げ後0.875%~)はすでに限界に近い数字と言えそう。

さて、この超低金利がいつまでつづくのか? 欧州経済や米国経済が世界に与える影響は大きく、日本の景気も金利上昇を伴うほどに改善されていないことから、低金利はしばらくの間つづくものと予想される。2013年前半は消費増税の行方を占う年でもあり、マイホームの購入を検討するなら、増税前の駆け込みが狙える今が絶好期と言えるだろう。

では、現在の金利レートで3,000万円の融資を受けた場合、どれほどお得か1年前と比較してみよう。

編集協力 静岡情報通信

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