新築or中古? 選ぶときの考え方

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住宅を買う際、新築の購入を考えている方は多くいますが、新築と中古のどちらも視野に入れると選択肢が広がります。 最近は中古物件を購入し、リフォームするのが人気です。 快適性や地域、価格などを総合的に考えて自身に最適な住まいを見つけましょう。

新築? 中古? 選ぶならどちら

住宅を買うなら新築戸建て・新築マンションと考える方も多いと思います。ただ中古物件も検討すれば購入希望条件に合う物件の数はグンと広がります。 最近は中古物件を安く購入し、自分自身のライフスタイルに合わせてリフォームして住む買主様も増えています。 新築と中古のどちらも視野に入れ、快適性や地域、価格などをトータルに考えて最適な住まいを見つけましょう。

新築物件を購入するメリット

新しい住まいの満足感

まだ誰も住んだことのない生活空間。新しい家を手に入れる満足感は、その他の買い物では得難いものです。また、新築物件は設備が最新で、部材が劣化していないためトラブルが少なく、中古物件より維持費用がかかりません。

長期のローンが組める

新築物件は中古物件に比べて長期のローンを組みやすくなっています。 新築物件を購入する際のメリットとして中古物件と比べて長期のローンが組みやすいというメリットがあります。 一般的に新築物件の方が担保評価が高いため融資が受けやすいのです。

税制上の優遇を受けやすい

新築物件は住宅ローン控除など税制面での優遇措置が充実しています。

保証期間が長い

新築戸建て住宅や新築分譲マンションには最低10年間の性能保証があります。この保証は品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)に基づき、すべての新築住宅について義務付けられています。保障の対象になるのは、建物の構造を支える部分と雨水の浸入を防ぐ部分のみです。

中古物件を購入するメリット

価格が安い

中古戸建て・中古マンションの価格は市場の需要と供給のバランスで決まるため、多くの人が価格に妥当性を感じています。 住宅を取得した人にその理由を尋ねた調査では、中古戸建てを取得した人の57.2%が「価格が適切だったから」と回答。中古マンションでは65.1%が同様の回答をしています。(複数回答、国土交通省 住宅市場動向調査 2019年実施) 静岡県内の戸建ての価格を見ると、2019年の新築戸建て成約物件の平均価格は2393万円だったのに対し、中古戸建ては1725万円と、600万円以上安くなっています。(公益財団法人 中部圏不動産流通機構 調べ)

実際の物件を確認できる

中古物件では建物の状態や管理状況を確認してから購入を決断できます。室内を見る機会があれば、日当たりや風通しも体感できます。

立地の選択肢が多い

新築ではなかなか出会う機会がない利便性のよい立地でも中古物件なら売りに出されることがあり、選択可能です。

人気が高まる中古物件+リフォーム

最近では中古物件を購入してリフォームし、理想の住まいを手に入れる人が増えつつあります。リノベーションの技術が上がり、設備や内装を新しいものにすれば新築と同じような住まいを実現できるためです。 先ほど紹介した静岡県内の平均価格では、新築戸建てと中古戸建てに600万円以上の差がありました。つまり、それくらいの金額をフルリフォーム(リノベーション)に投じ、こだわりを反映させたマイホームを手に入れたとしても、分譲戸建てより安く理想の住まいを実現できるということです。 ただし、中古物件をリフォームして住もうとする場合、一般の住宅ローンを利用できないことが多い点に注意が必要です。 最近では物件購入と同時にリフォーム費用を一本化して借りられる住宅ローンもあります。しかし、金融機関によっては一般の住宅ローンより金利が高いリフォームローンを申し込む必要があります。

新築物件のデメリット

中古物件より高額

当然ながら新築は中古に比べて価格が高くなります。新築マンションの場合、その価格には広告宣伝費やモデルルームの制作費などが上乗せされています。

希望通りの物件が少ない

新築分譲マンションは購入時に間取りや設備機器を変更したり、壁紙を選んだりすることについて自由度が低くなっています。 また、立地条件にこだわった新築分譲マンションを探すとなると、難易度が高くなります。新築戸建てが分譲される地域は郊外の新興住宅地や街なかの狭小地が多く、選択肢の幅は広くありません。

エアコンなどの購入費用がかかる

新築ではエアコンや照明器具などの設備を取り付ける費用が別途かかります。

中古物件のデメリット

キズや汚れ

人が居住していた物件である以上、目立つキズや汚れが残っている場合もあります。

メンテナンス費用が高くなる

マンションの設備や、戸建ての屋根や外壁などでどうしても経年劣化が進むため、新築よりも維持費用がかかります。 中古物件の場合、経年劣化によるマンション設備や戸建ての屋根や外壁などのメンテナンスなど新築よりも早い段階で行わなければならず維持費用がかかるというデメリットもあります。

仲介手数料がかかる

不動産会社の仲介で売買契約が成立した場合、仲介手数料が発生します。仲介手数料は不動産会社で確認できますので、あらかじめ費用を計算に入れておきましょう。

耐震改修が必要なことも

1981年以前の旧耐震基準で建てられた物件の場合、耐震改修の費用が必要となることがあります。

まとめ

新築物件と中古物件のメリット・デメリットは表裏一体をなしています。 新しい住まいとして新築と中古のどちらが適しているのかを考えるときには、価格以外にも今回ご紹介した特徴を踏まえつつ、総合的に判断するようにしてください。
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