静岡県清水町の富士山の湧水が流れる【柿田川公園】をご紹介
目次
富士山からの湧水に触れることができる柿田川公園に行ってきたなび!
日本一の湧水量を誇る「柿田川」は、「柿田川公園」内にある「わき間」から始まり、1.2キロメートルほど流れて「狩野川」に接続する、狩野川水系の一級河川として有名なび。環境庁による「名水百選」や「二一世紀に残したい日本の自然百選」、さらに2011(平成23)年には「国指定天然記念物」にも選ばれた「柿田川湧水群」の魅力をお伝えするなび!
1日に70万トンから100万トンも湧き出る富士山の雪解け水
しずな~び:今日は「柿田川公園」に遊びに来たなび!
ゆうすいくん:ようこそ「柿田川公園」へ!ぼくは、清水町のイメージキャラクター「ゆうすいくん」。清水町出身の絵本作家・宮西達也さんが作ってくれたんだ。ぼくのマントには湧水が流れていて、「柿田川湧水群」で見られる、澄んだ水でしか育たない三島梅花藻やアユが棲んでいるんだよ。
しずな~び:このきれいな水はどこからきているなび?
ゆうすいくん:「柿田川公園」の水は、富士山の雪解け水が地下水となって湧き出ているんだよ。約1万年前、富士山が噴火した際に流れ出た三島溶岩が大量の地下水を溜め込んでいて、三島溶岩の末端である「柿田川公園」に、湧水群を形成しているんだ。
しずな~び:長い年月をかけて地下を流れてきたなびね!
ゆうすいくん:柿田川の最上流部「第一展望台」から、その地下水が湧き出ている「わき間」を見ることができるから行ってみよう。
しずな~び:本当なび。水が澄んでいて、地面からボコポコと湧き出ているのが分かるなび。
ゆうすいくん:湧水量は、1日に70万トンから100万トン程度で、日本一と言われているんだよ。「第二展望台」から見える湧き水は、かつて紡績工場で使用していたんだ。
しずな~び:すごいなび! このきれいな湧水に触れてみたいなび。
ゆうすいくん:じゃあ、この湧水で水遊びができる「湧水広場」へ行ってみよう。
子どもに人気の水遊び場「湧水広場」
しずな~び:緑に囲まれていて、木漏れ日が気持ちいいなび。「湧水広場」には子どもたちがいっぱいいるなび!
ゆうすいくん:水深が浅いから、子どもでも安心して遊ぶことができるんだ。水温は一年を通して15度前後と冷んやりしているよ。
しずな~び:きれいで冷んやりしたお水なら、生き物がいっぱいいそうなび。
ゆうすいくん:そうなんだ。アオハダトンボやゲンジボタルなどの昆虫や、カワセミなどの鳥類など、恵まれた自然条件にしか育たない貴重な生き物も多く生息していることから、環境庁から「ふるさといきものの里」の認定を受けているんだ。「湧水広場」から少し歩いたところにある「木製八つ橋」からは、ぼくのマントにある三島梅花藻が間近に見られるよ。
しずな~び:自然の恵みと触れ合える素敵な公園なびね。
ゆうすいくん:ほかにも「柿田川公園」には、憩いの場として利用されている「芝生広場」や、京都にある縁結びで有名な「貴船神社」の分社が祀られているよ。
しずな~び:今日はきれいな水を見て遊んでリフレッシュできたなび。ありがとうなび!
ゆうすいくん:一年を通してきれいな自然と触れることができるから、またいつでも遊びに来てね!
自然の恵みを食べて楽しむなら
「柿田川公園」の隣にある「柿田川ドライブインガーデン 泉の館」では、柿田川の湧水を使用して作られた豆腐や、蕎麦、コーヒーを味わうことができるなび。越前様式の建物や古い土蔵を生かした複合型観光施設で、そば処「遊水亭」や抹茶と食事の「高野邸」、喫茶「蔵」のほか、湧水が汲める場所もあるなびよ!「柿田川公園」で遊んだ後、一息つくのにピッタリなびね♪