親の家を売却・相続する方法を徹底解説!手続きの流れや税金対策を静岡のプロが伝授

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親の家を売却・相続する方法を徹底解説!手続きの流れや税金対策を静岡のプロが伝授

こんにちは!しずなび株式会社です。

ご両親が住まなくなった実家や、相続したものの管理に困っている親の家をどうすべきか、頭を悩ませている方は非常に多いのではないでしょうか。「いつかは売却しなければならない」と考えていても、名義の問題や相続の手続き、かかる税金の計算など、高いハードルがいくつも立ちはだかります。せっかくの資産である親の家を、負の遺産にしないためには、正しい知識に基づいた早期の決断が不可欠です。

この記事では、親の家を売却するための具体的な3つの方法や、売却時に発生する税金、さらには相続を巡る注意点について、静岡の不動産プロの視点から徹底的に解説します。親の家を売るために必要な書類から、損をしないための控除制度まで、専門用語を避けながら分かりやすくまとめました。

この記事を読むことで、ご自身の状況に合わせた最適な売却ルートが具体的に分かります。また、認知症などで親の判断能力が低下している場合の対応策や、売却以外に検討できる活用方法についても把握できる内容となっています

「実家が空き家になっていて固定資産税がもったいない」と感じているご家族や、「相続した家を売却したいけれど何から手をつければいいか分からない」というご家族は、ぜひ最後まで読んでみてください!

親の家を売却する方法

親の家を売却する方法は、大きく分けて3つのパターンが存在します。売却するタイミングが親の存命中なのか、あるいは相続が発生した後なのかによって、法律上の手続きや必要書類は大きく異なります。静岡県内でも、浜松市や静岡市といった都市部と郡部では不動産の需要が異なるため、適切な方法を選ばなければ、売却活動が長期化してしまう恐れがあります。まずは、現在の名義人が誰であり、売却の意思を親自身が示せる状態かどうかを冷静に確認することから始めましょう

私が担当したお客様の中にも、親の家の名義が亡くなった祖父のままになっており、売却までに1年以上の時間を要したケースがありました。不動産は名義人以外の人物が勝手に売却することはできないため、法的なルールを遵守することが早期売却への近道となります。それでは、具体的な売却方法について詳しく見ていきましょう。

親の家を売却する方法①:家の名義を相続登記で変更して売却

親が亡くなっている場合には、相続登記を行って家の名義を相続人に変更してから売却を進める必要があります。不動産登記法により、亡くなった方名義のままでは売買契約を締結することができないため、まずは遺産分割協議を行わなければなりません。相続人全員で話し合いを行い、誰がその家を相続して売却するのかを記した遺産分割協議書を作成することが、売却活動の第一歩となります。

実際に静岡市内の戸建てを相続したお客様は、長男であるご自身に名義を変更した後、スムーズに売却活動を開始されました。この場合、売却で得た代金を兄弟で分ける「換価分割」という手法を選ぶことで、公平な相続を実現できました。相続登記を放置すると、将来的に相続人が増えて権利関係が複雑になるリスクがあるため、相続発生後は速やかに名義変更を行うことが賢明です。相続した親の家を売却するなら、まずは法務局での名義変更手続きを優先してください。

親の家を売却する方法②:親の代理人として実家を売却

親が存命であり、かつ売却の意思はあるものの、高齢で動けない場合には代理人として売却を進める方法があります。この方法では、親が子供に対して不動産売却に関する一切の権限を委任したことを証明する「委任状」と、親の印鑑証明書が必要になります。不動産会社や司法書士は、売主である親の本人確認と売却意思の確認を必ず直接行いますが、実際の売買交渉や契約書の取り交わしは子供が代理で行うことが可能です。

以前、浜松市内の介護施設へ入居されたお母様の代理として、ご子息が実家を売却された事例がありました。お母様は足腰が弱くなっていましたが、意識ははっきりしており、売却についても納得されていたため、委任状を作成することでスムーズに手続きが完了しました。ただし、親の意思確認ができない状態では代理人としての売却は認められないため、親が元気なうちに売却の相談をしておくことが重要です。代理人による売却は、親のサポートをしながら資産を整理したいご家族にとって有効な手段と言えます。

親の家を売却する方法③:成年後見人として親の家を売却

親の認知症が進行し、自分自身で売却の判断ができなくなった場合には、成年後見制度を利用して家を売却することになります。成年後見制度とは、家庭裁判所から選任された成年後見人が、本人に代わって財産管理や契約行為を行う制度です。親が住んでいた家(居住用不動産)を売却する場合、成年後見人は家庭裁判所の「売却許可」を別途取得しなければならないという非常に厳格なルールがあります。

私の知人も、認知症を患った父親の介護費用を捻出するために、成年後見人として実家の売却を申し立てました。裁判所への申請から許可が下りるまでには数ヶ月の時間を要し、提出書類も膨大であったため、非常に苦労したと語っていました。成年後見制度を利用すると、売却後も裁判所への報告義務が続くなど、家族の負担は決して小さくありません。親の判断能力が不十分になってからでは選択肢が限られるため、制度の内容を正しく理解しておく必要があります。

親の家を売却する際に気を付けるべきポイント

親の家を売却する際に気を付けるべきポイント

親の家を売却する際に気を付けるべきポイントは、まず家の中にある遺品の整理や不用品の処分を計画的に進めることです。空き家の売却では室内が物であふれていることが多く、家具や家電を放置すると買主の印象が悪くなり売却価格が下落する要因となります。特に静岡県内の戸建て住宅は長年蓄積された荷物が大量にあるケースが多いため、専門の片付け業者に依頼することも検討すべきです。さらに、境界確定や測量が済んでいない場合は売却前に土地の境界をはっきりさせる必要があります。

親の家を売却するメリットは、主に経済的な安定と管理負担の解消にあります。

  • 売却代金を親の将来の介護費用や有料老人ホームへの入居資金として直接充てることが可能になります。
  • 誰も住まなくなった空き家を売却することで、特定空き家への指定や倒壊リスク、近隣トラブルを完全に解消できます。
  • 毎年の固定資産税や都市計画税、さらには火災保険料や庭木の管理費用といった維持コストの支払いを止めることができます。
  • 相続が発生する前に不動産を現金化しておくことで、将来の遺産分割において相続人間で1円単位まで公平に分けやすくなります。

一方で、親の家を売却するデメリットも慎重に評価しなければなりません。

  • 生まれ育った実家が他人の手に渡ることで、親御様や子供自身に言葉にできない心理的な喪失感が生じることがあります。
  • 親が住んでいた家を完全に売却してしまうと、親の体調や心境が変化しても戻るべき場所がなくなってしまいます。
  • 不動産会社への仲介手数料や譲渡所得税、登記費用などの売却に関わる諸経費が数百万円単位で発生する可能性があります。
  • 親の売却意思が曖昧なまま手続きを強引に進めると、売却後に他の兄弟姉妹や親族間で大きなトラブルに発展する危険性があります。

親の家を売却でかかる税金と知っておきたい特別控除

親の家を売却する際には、譲渡所得税や住民税、さらには印紙税などの多額のコストがかかることを忘れてはなりません。譲渡所得とは、売却代金から購入時の価格と売却にかかった諸費用を差し引いた利益を指します。もし親が30年以上前に購入した家を売却する場合、当時の売買契約書を紛失しているケースが多く、その際は売却価格の5%を購入価格とみなされるため、多大な税金が発生する可能性があります。

しかし、親の家を売却する際には税負担を大幅に軽減できる特例が存在します。例えば、「居住用財産を譲渡した場合の3,000万円の特別控除の特例」を利用すれば、利益が3,000万円までであれば所得税がかかりません。また、相続した空き家を売却する場合でも、一定の耐震基準を満たすなどの要件をクリアすれば3,000万円を控除できる「空き家の特別控除」があります。これらの税制優遇を受けるためには、売却した翌年に確定申告を行う必要があるため、売却後の手続きも視野に入れておくことが重要です。

親の家を売却した際にかかる税金と、負担を減らす「特別控除」の仕組み

親の家(実家)を売却した際、売却代金がそのまま手元に残るわけではありません。売却によって得た利益(譲渡所得)に対して、所得税と住民税が課税されます。

しかし、一定の条件を満たせば、譲渡所得から最大3,000万円を差し引くことができる強力な「特別控除」を利用可能です。

1. 譲渡所得の計算イメージ

まずは、課税対象となる「利益」がどのように算出されるかを図で確認しましょう。

  • 譲渡価格:家を売却した金額
  • 取得費:家を購入した時の代金や仲介手数料(不明な場合は売却額の5%)
  • 譲渡費用:今回の売却にかかった仲介手数料や測量費、解体費など

この計算で出た「利益」に対し、通常は約20%〜39%(所有期間による)の税金がかかります。

2. 「3,000万円の特別控除」を適用した場合の比較

特別控除を利用すると、課税対象となる利益を大幅に圧縮できます。利益が3,000万円以内であれば、税金は実質ゼロになります。

項目特例を利用しない場合特例(3,000万円控除)を利用する場合
売却利益(譲渡所得)3,000万円3,000万円
特別控除額0円▲3,000万円
課税対象となる額3,000万円0円
支払う税金(目安20%)約600万円0円

3. 利用できる2つの主な特例

売却する状況(親が存命か、相続後か)によって、利用する特例が異なります。

① 居住用財産の3,000万円特別控除(マイホーム特例)

  • 対象:親が住んでいる、または老人ホーム入居等で住まなくなってから3年目の年末までに売却する場合。
  • ポイント:親が所有者のまま売却する際に最も一般的に使われる特例です。

② 被相続人の居住用財産に係る譲渡所得の特別控除(空き家の特例)

  • 対象:相続した空き家を売却する場合。
  • 主な要件:
    昭和56年5月31日以前に建築された(旧耐震基準)家屋であること。
    相続から売却まで、事業や貸し付け、居住の実態がない(空き家である)こと。
    一定の耐震リフォームを行うか、更地にして売却すること。
    売却代金が1億円以下であること。

4. 注意:売却した「翌年」の確定申告が必須

これらの特例は、自動的に適用されるものではありません。売却した翌年の2月16日から3月15日までの間に、税務署へ確定申告を行うことが適用の絶対条件です

たとえ計算上の税金がゼロになる場合でも、申告を忘れると特例が受けられず、後から多額の納税通知が届くリスクがあります。しずなび株式会社では、売却後の税務に関するスケジュール管理や、提携税理士の紹介なども含めてトータルでサポートしております。

親の家を賢く売却し、大切な資産をしっかりと次世代に引き継ぐために、ぜひ一度プロの査定とシミュレーションをご活用ください。

売却以外で親の家に対して出来ること|活用と維持の選択肢

親の家を売却する決断が今すぐできない場合には、賃貸に出して活用したり、将来のために空き家として適切に維持したりする選択肢もあります。静岡県内でも駅に近い物件や周辺に商業施設が多いエリアであれば、リノベーションをして貸し出すことで安定した賃貸収入を得られる可能性があります。売却して資産を手放すのではなく、収益を生む資産として活用し、親の生活費や施設の利用料を補うことも一つの方法です

ただし、賃貸活用や空き家維持には継続的な管理責任が伴います。

  • 空き家のまま放置すると建物は驚くべき速さで老朽化が進み、湿気によるカビや木材の腐食で資産価値が著しく低下します。
  • 賃貸に出す場合は、入居者を募るために初期のリフォーム費用として300万円から500万円程度の投資が必要になることも少なくありません。
  • 空き家として維持し続ける場合、定期的に窓を開けて換気を行い、水道管の錆を防ぐために通水を行う管理の手間が発生します。
  • 賃貸経営では入居者とのトラブルや設備の故障対応などのリスクがあり、遠方に住んでいる子供世代にとっては負担が重くなる場合があります。

親の家を売却・相続する際の不動産会社選びの重要性

親の家を売却・相続する際の不動産会社選びの重要性

親の家という大切な資産を売却する際は、信頼できる不動産会社の存在が成功の鍵を握ります。まず、親の家が建っている地域の相場に精通した不動産会社であれば、適正な価格設定を行い、早期売却を実現できます。 次に、相続や税金、成年後見制度などの複雑な法的事項に強い担当者であれば、ワンストップで問題を解決に導いてくれます。さらに、荷物の片付けや境界確定、遺品整理などの付帯サービスをスムーズに手配してくれる会社を選ぶことで、家族の労力を大幅に削減できます。最後に、静岡県下で圧倒的な情報網を持つ「しずなび」のような会社であれば、多くの購入希望者に物件をアピールすることが可能になります。

私が以前担当した浜松市のお客様は、複数の不動産会社に相談されましたが、最終的に「親の気持ちに寄り添った提案」をしてくれた当社を選んでくださいました。 そのお客様は、最初「とにかく早く売りたい」と仰っていましたが、お話を伺う中で、お父様が大切にされていた庭木を一部移植したいという本音を漏らされました。しずなびでは、単に家を売るだけでなく、提携する造園業者を手配し、お父様が愛した植木を新居へ移動させるお手伝いをいたしました。その結果、お客様は「ただの売却ではなく、心の整理をつけることができた」と大変喜んでくださり、満額での売却にも成功いたしました。このように、地域の事情だけでなく、ご家族の想いにまで深く踏み込める不動産会社を選ぶことが、後悔しない売却への第一歩となります。

まとめ

親の家を売却する方法や相続に関する手続きは、複雑で時間がかかるものばかりです。まずは親の現在の意思を確認し、名義が誰になっているのかを確認することから始めてください。

  • 親が亡くなっている場合は、速やかに相続登記を行い、名義変更を完了させる。
  • 親が元気なうちに代理人委任状の準備や、将来の売却方針について家族で話し合う。
  • 認知症のリスクに備え、成年後見制度や家族信託などの仕組みを理解しておく。
  • 3,000万円の特別控除などの税制優遇を最大限に活用し、手残りの現金を増やす。
  • 地域の事情に強く、ご家族の想いに寄り添える信頼できる不動産会社をパートナーに選ぶ。

このように、状況に合わせた最適な「出口戦略」を描くことが大切です。親の家を売却することは、ご家族の新しい人生をスタートさせるための前向きなステップとなります。静岡県内の不動産売却において、長年の経験と実績を持つ私たちプロのアドバイスを受けることで、トラブルを未然に防ぎ、スムーズな売却を実現できるはずです。

しずなび株式会社は、静岡県の一戸建て、土地、マンション売却・査定をサポートする不動産売却情報サイトを運営しています。静岡県の不動産売却・査定はしずなび株式会社にお任せください。

この記事の監修者
しずなび株式会社 瀬戸 尊史
瀬戸 尊史
資格

宅地建物取引士/住宅ローンアドバイザー/スムストック住宅販売士

静岡県内の不動産業界一筋で20年以上の経験を持つスペシャリスト。不動産売買において豊富な実績を積み重ね、累計で社内表彰6回、全国表彰3回を達成。特に2019年度には、年間実績でセキスイハイム不動産グループ全国第1位を獲得するなど、その卓越した実力と信頼性を証明しています。資格を活かした専門的なアドバイスと、顧客のニーズに寄り添った丁寧な対応が強み。不動産のプロフェッショナルとして、多くのお客様に満足と安心を提供している。
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