2013年度 民間住宅ローン 借換の実態調査
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民間住宅ローン
住宅金融支援機構は、2012年11月から2013年10月までの一年間に住宅ローンを借換えした人を対象に、借換えによる住宅ローンの金利タイプの変化、借換え理由などについてインターネットによるアンケート調査を実施、その結果を公表した。調査結果は、借換えをした1287件を対象とした。
金利タイプ 借換え後の金利タイプは、約半数が「固定期間選択型」
借換後の金利タイプ
住宅ローンを借換えた人の借換え後の金利タイプは、「固定期間選択型」が約半数(49.8%)を占めた。調査対象期間を通じた借換後の金利タイプをみると、2012年12月までは「固定期間選択型」と「変動型」の利用割合がほぼ拮抗していたが、その後「固定期間選択型」が上昇し、「変動型」が低下した。
金利の先高感などから、金利水準の低い変動型よりも一定期間金利上昇リスクが回避できる固定期間選択型を選ぶ層が増えたと見られる。
また借換えによる金利タイプを、年齢別みると、年齢層が高くなるほど「全期間固定型」への借換割合が低下する傾向にある。
年齢階層別
借換理由 「金利が低くなるから」と「返済額が少なくなるから」が50%超。
借換理由は、「金利が低くなるから」が63.2%、「返済額が少なくなるから」が50.7%といずれも過半を超えている。
借換によって実際に金利が低下した人は全体の91.8%あり、「0.5%超1.0%以下」の人が23.5%を占めた。
経過期間およそ42%の人が「5年超10年以内」に借換え
借換までの経過期間
借換えまでの経過期間は、全体では42%の人が「5年超10年以内」と回答している。
借換前の金利タイプ別にみると、「全期間固定型」では37.9%、「固定期間選択型」では49%、「変動型」でも35.4%と、いずれも経過期間「5年超10年以内」に借換の割合が最も高くなっている。
出典/住宅金融支援機構 2013年度 民間住宅ローン借換の実態調査より
編集協力 静岡情報通信