住宅ローン金利&金融指標<2013年1月>

公開日時: 更新日時:
2013年1月分までの金融機関が貸出す「民間住宅ローン」や「フラット35」などの金利動向および住宅ローン金利に影響を与える新発10年物国債利回りや短期プライムレートをグラフ化したものは、住宅購入する際の参考値となる。前回の金利動向調査と比べると長期固定型・フラット35の両者とも上昇傾向にある。

金融機関が貸出す「民間住宅ローン」や「フラット35」など、金利の動向をグラフ化してみた。また住宅ローン金利に影響を与えている、新発10年物国債利回りや短期プライムレートなどについても、その動きをまとめてみた。住宅を取得する際には現在値として参考にして欲しい。

民間住宅ローン 超長期固定10~35年

都市銀行の店頭表示金利のケース(新規専用)

グラフ:民間住宅ローン 超長期固定10~35年の金利

2013年1月の金利水準

超長期固定20年超35年以内 2.58%
15年超20年以内 2.45%
10年超15年以内 2.24%

民間住宅ローン 固定期間選択型2~10年物

都市銀行の店頭表示金利のケース

グラフ:民間住宅ローン 固定期間選択型2~10年物の金利

2013年1月の金利水準

固定金利特約( )内は引下げ後

10年物 3.55%(1.90%~) 5年物 3.20%(1.60%~)
3年物 3.10%(1.50%~) 2年物 3.00%(1.40%~)

変動金利<短期プライム連動> 2.475%(0.875~1.075%)

フラット35 返済期間20年以下

グラフ:フラット35 返済期間20年以下の金利

2013年1月の金利水準

返済期間が20年以下の場合の金利幅 1.660%~2.610%
(取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは1.660%)

フラット35 返済期間21年以上

グラフ:フラット35 返済期間21年以上の金利

2013年1月の金利水準

返済期間が21年以上35年以下の場合の金利幅 1.990%~2.940%
(取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは1.990%)

公定歩合 & コールレート

グラフ:公定歩合&コールレート

公定歩合は日本銀行が銀行等に貸付を行う時に適用する基準金利。景気の影響を受けて動き、景気が悪化した場合には、金融緩和政策として公定歩合の引き下げが行われる。コールレートは金融機関同士の短期資金の貸借市場「コール市場」での金利を指す。日銀が政策金利として一定水準に誘導している。


短期プライムレート

グラフ:短期プライムレート

銀行が最も信用度の高い一流企業に対する最優遇貸出金利のこと。貸出期間が1年未満のものを短期プライムレートと呼び、公定歩合と短期金融市場の影響を受けながら、各銀行が個別に定めている。
金融機関の変動金利は、この短プラに概ね1%を上乗せして貸出し金利としている。


新発10年物国債利回り (長期金利の指標)

グラフ:新発10年物国債利回り (長期金利の指標)

新発10年物国債利回りは、新規に発行された償還期間10年の国債の流通利回りのこと。国債は国が発行する債券で信用度が高く、長期金利(期間が1年以上の金利)の指標として利用されている。この国債利回りが上がると貸出金利や中長期の住宅ローン金利などが概ね上昇する。


編集協力 静岡情報通信

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