民間住宅ローン&フラット35 利用者の実態調査(2013年度第1回)

公開日時: 更新日時:
2013年度第1回民間住宅ローン&フラット35 利用者の実態調査では、住宅ローンの決め手について民間住宅ローン・フラット35のどちらとも低金利が理由で選ばれているが、満足度調査においては融資額、金利水準、申込みから融資実行までの事務手続き、金融機関の商品説明、住宅販売事業者の情報提供などの項目でフラット35を選んだ人の方が民間住宅ローンを選んだ人より、満足度が高い結果となった。

民間住宅ローン

住宅金融支援機構は、2013年3月から2013年6月までの間で、民間住宅ローンを借入れた人を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施、その結果を公表した。調査の内容は、主に「住宅ローンの金利タイプ」や「住宅ローン選びに関する事項」について収集、1048件の回答を得た。

金利タイプ 固定期間選択型が31.1%に増加、変動型は減少傾向に!

住宅ローンの利用割合を金利タイプ別にみると、金利の先高観を見据えて変動型から固定型へシフトする傾向が鮮明となった。

「変動型」は前回調査の51.0%から今回は43.5%に減少。一方、「全期間固定型」の利用割合は前回調査の23.1%から今回は25.4%に増加。「固定期間選択型」も同じく26.0%から31.1%に増加した。また固定期間選択型の中で利用割合が高いのは固定10年(13.3%)で、次いで同5年(6.7%)、同3年(5.3%)とつづく。

30歳代で48.2%、50歳代で33.6%の人が変動型を選択

また金利タイプを年齢別に見ると、30歳代で「変動型」を選択する人の割合は48.2%、「全期間固定型」は21.0%、「固定期間選択型」は30.8%となっている。これに対して50歳代になると「変動型」を選択する人は33.6%に減少し、逆に「全期間固定型」が30.7%、「固定期間選択型」は35.8%と多くなっている。

グラフ:金利タイプ別利用者の割合(借入時) 2011年度第1回〜2013年度第1回  変動型 固定期間選択型 全期間固定型

今後1年間の住宅ローン金利の見通しは「現状よりも上昇」

今後1年間の住宅ローン金利見通しについては、「現状よりも上昇する」が前回調査の35.0%から、今回45.1%と大幅に増加した。金利タイプ別にみると、固定期間選択型と変動型で「現状よりも上昇する」が増加している。

グラフ:今後1年間の住宅ローン金利見通し(2013.2月時点)

ローン選び 選択の決め手は、圧倒的に“金利の低さ”

住宅ローンを選んだ決め手は「金利が低いこと」とする回答が66.4%と圧倒的に多いが、その影響力は前回(72.5%)と比べて低下した。また大半の項目が前回と比べて低下している中で、「将来の返済額を確定しておきたかった」が3位(前回8位)に上昇した。

次いで「住宅・販売事業者(営業マンなど)に勧められたから」が15.8%、「保証料が安かったから」が14.8%の順となっている。

グラフ:住宅ローン選びの選択の決め手 圧倒的に多いのは「金利が低い」

満足度 民間住宅ローンに59.4%が「大いに満足」「やや満足」

民間住宅ローンに対する満足度では、融資額、金利水準、申込みから融資実行までの事務手続き、金融機関の商品説明、住宅販売事業者の情報提供などについて調査。その結果、総合評価で59.4%の人が「大いに満足」「やや満足」と回答を寄せた。

グラフ:民間住宅ローンに対する満足度 総合評価 融資額 金利水準

※総合評価は、融資額、金利水準、申込みから融資実行までの事務手続き、金融機関の商品説明、住宅販売事業者の情報提供などを含めた評価。

編集協力 静岡情報通信

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