不動産最新ニュース <2014年3月>
目次
住宅ローン「フラット35」の金利、2ヶ月連続で過去最低を更新!
3月は返済21年以上が1.74%〜、20年以下は1.48%〜。9割超の融資は0.44%上乗せ
長期固定の住宅ローン「フラット35」の適用金利が2カ月続けて過去最低を更新した。
3月は返済期間21年以上が、2月より0.05ポイント低い1.74〜2.40%で、取扱金融機関が提供する最も多い金利(最頻値)は1.74%となった。また返済期間が20年以下の金利は1.48〜2.14%で、こちらも過去最低を更新した。
また2月24日からは、頭金なしで全額借りられる新制度が始まった。購入額の9割超が融資の場合は、0.44%を上乗せした金利が適用される。
返済期間20年以下の金利幅
☆3月の金利幅 1.48%〜2.14%
(取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは1.48%)
返済期間21年以上35年以下の金利幅
☆3月の金利幅 1.74%〜2.40%
(取扱金融機関が提供する金利で最も多いのは1.74%)
住宅着工統計[月次]1月の住宅着工戸数77,843戸、17カ月連続増加!
対前年同月比12.3%増。静岡県下は2,456戸(前年同月比17.2%増)
国土交通省が2月28日に発表した住宅着工統計によると、今年1月の新設住宅着工戸数は前年同月比12.3%増の77,843戸で、17カ月連続の増加となった。
利用関係別にみると、持家が24,955戸(前年同月比5.9%増)、貸家が29,953戸(同21.5%増)、分譲住宅はマンションが11,941戸(同18.6%増)、一戸建が10,530戸(同0.3%減)だった。
このうち静岡県下は2,456戸(前年同月比17.2%増)で、内訳は持家が1,398戸(前年同月比14.1%増)、貸家が809戸(同22.4%増)、給与住宅が13 (同13.3%減) 、分譲住宅はマンションが48戸、一戸建が188戸(同3.6%減)だった。
新設住宅着工戸数の推移(総戸数)
木材利用ポイント2月は22億5,800万ポイントを発行
【林野庁】木材利用ポイントの申請・発行状況について(2014年2月末時点)
林野庁はこのほど、木材利用ポイントの2月末時点のポイント申請・発行状況を公表した。
それによると2月のポイント申請件数は、木造住宅の新築・増築・購入と内装・外装の木質化工事が9,233件、木材製品やストーブは816件だった。 受理した申請に対して発行したポイントは木造住宅関係が7,663件で約22億2,172万ポイント、木材製品などが942件で3,693万ポイントだった。これで昨年7月からの累計は28,525件、約72億9,461万ポイントとなった。
木材利用ポイントは、国産木材を半分以上使って住宅を建築した場合や地域材を一定以上使って既存住宅の内装や外装をリフォームした場合に、30万円分(特定被災区域は1棟あたり50万円分)を上限にポイントを発行しているもの。
ポイントの付与は、木造住宅の新築・増築や木材を使った内外装のリフォームのほか木材製品、木質ペレットストーブなどの購入に与えられる。
同制度は工事着手の要件を2014年3月末までとしていたが、2013年度補正予算に150億円が計上され、2014年9月末までの延長している。
編集協力 静岡情報通信