静岡県浜松市の名物【浜松まつり】をご紹介
熱気と歓喜に包まれた3日間、「浜松まつり」
初子の誕生を祝う「浜松まつり」。単なる市民の祭りと思うかもしれないなびけど、浜松っ子の情熱がすべてここに集約されていると言っても過言ではない、エネルギッシュなお祭りなび!今年も5月3日から5日の3日間にわたって、174の町が参加した「凧揚げ合戦」と、83の町が参加した「御殿屋台の引き回し」が行われたので、その様子を一部紹介するなび!
江戸時代から伝わる浜松の伝統、大空高く舞う「凧揚げ合戦」
5月3日、まつりが始まると花火が打ち上げられ、初子の誕生を祝う「初凧」がどんどん揚がっていったなび!「遠州灘海浜公園」の凧揚げ会場には、子どもの健やかな成長を願いながら懸命に凧を操る大勢の人たちと、空には勢いよく舞い揚がる願いを込められた数々の凧、凧、凧!まつりは一気に盛り上がったなびよ。
そもそも、「初凧」の歴史は、今からおよそ450余年前頃にまでさかのぼるなび。当時、引間城主の長男誕生を祝って凧を揚げたのがはじまりと言われていて、いつしか浜松の地の伝統行事として根付いていったそうなびよ。4日と5日には、各町の凧どうしが互いの凧糸を絡ませて、擦り合いながら糸を切りあう「糸きり合戦」が繰り広げられ、会場はさらに白熱した雰囲気になったなび!
実は、見ているだけでは我慢できず、しずな~びも凧揚げに参加してきたなび。初子の皆が大きく元気に大きく育ってくれるように、一生懸命揚げてきたなび!
夜を彩る絢爛豪華な「御殿屋台」
夜になると辺りが暗くなって、市の中心部では「御殿屋台の引き回し」がはじまるなび。御殿屋台は精巧な彫刻を施された屋台で、暗闇のなかを眩しいばかりに提灯の光を放っていたなび。その屋台の上では、子どもたちが太鼓や笛でにぎやかに各町独特のまつり囃子を奏でていて、カッコよかったなび~!
御殿屋台の歴史も古く、凧揚げ合戦の帰りに凧を屋根のようにして引いていたところ、周囲が鐘や太鼓ではやし立てたのがきっかけと言われているなび。次第に提灯飾りが加わって、さらに各町が競い合って二重屋根にしたり彫り物を入れたりと格調高い屋台を作りはじめ、現在のような豪華な屋台となったらしいなびよ。
しずな~びは引き回しには参加できなかったなびけど、交通整理を手伝ってきたなび!でも、カッコイイ屋台に見とれて、ついつい交通整理を忘れてしまうこともあったなび……。
熱気であふれた楽しい3日間、あっという間に時間が過ぎてしまって、しずな~びもすっかり“浜松っ子”になったなびよ!
「浜松まつり」をもっと知りたいなら
祭り当日には、空に揚がっている凧は間近で見ることはできないし、御殿屋台も動いているので、なかなかじっくり見ることはできないなび。もっと間近で見たいと言う人にオススメなのが、浜松市ギャラリーモール「ソラモ」で祭りの期間中に開かれる「浜松まつり展示」なび!大凧や御殿屋台と記念撮影をすることができたり、お囃子や子どもラッパ隊のパフォーマンスも観ることができるなび!また、中田島会場にある「浜松まつり会館」でも、出世太鼓や大凧、御殿屋台を展示していて、まつりの映像を迫力あるハイビジョン映像で観ることもできるなびよ。