不動産最新ニュース <2013年11月>
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補助金住宅用太陽光発電導入支援補助金3月末で終了へ!
【経済産業省】個人や法人を対象に1kw当たり1.5万円〜2万円
経済産業省はこのほど「住宅用太陽光発電導入支援補助金」について、申込みの受付けを2014年3月末で終了すると発表した。
この制度は住宅用太陽光発電システムの価格低下を促しつつ市場拡大を図るため、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が補助金の申込み受付けを行なっているもの。ただ申込みについては期間中であっても、申し込まれた補助金の総額が予算残額を超過することが明らかになった場合には、受付は期限を待たずに終了する予定だ。
補助の対象は、住宅(新築・既築)に太陽光発電システムを設置する個人や法人。補助金額は、出力値が10kW未満で1kW当たりの補助対象経費が41万円以下の場合で1kW当たり2万円。50万円以下の場合で1kW当たり1.5万円となっている。
また住宅用太陽光発電システムの補助金制度は各自治体でも独自に設けているので、受付け状況はそれぞれ確認が必要だ。
浜松市は今年度分を2014年3月末まで受付けているが、受付件数が補助件数2,500件に達した時点で終了する。補助金額は一律5万円。12月2日現在の受付件数は979件となっている。
応募期限 | 2014年3月31日まで (期間中でも予算に達した場合、締め切る場合があります) |
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補助金額 | 太陽電池モジュールの公称最大出力1kW辺り20,000円または15,000円。
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対象者 | 住宅に対象システムを設置しようとする個人、法人または区分所有法で規定する管理者。 |
※資源エネルギー庁調べ/1kW当たりのシステム価格は年度ごとの数値 出典/エネルギー白書2013
住宅着工統計住宅着工戸数14カ月連続の増加
4〜10月合計で58万9千戸、消費マインドが改善し堅調に推移。
国土交通省が11月29日に発表した住宅着工統計によると、2013年10月の新設住宅着工戸数は前年同月比7.1%増の9万226戸で、前年同月比で14カ月連続の増加となった。
利用関係別にみると、持家が前年同月比17.6%増、貸家が前年同月比3.3%増、分譲住宅が前年同月比2.7%減、分譲マンションが前年同月比17.7%減だった。
今月の動向について、国土交通省総合政策局建設統計室は、「リーマンショックを受けた大幅な下落(平成21年度)以降、緩やかな持ち直しの傾向が続いてきたが、このところ消費マインドの改善等もあり、堅調に推移している」と分析している。また今後の先行きについては、雇用・所得環境の推移、東日本大震災からの復興状況、建設労働者の需給状況、住宅ローン金利の動向等を引き続き慎重に見極める必要があるとしている。
編集協力 静岡情報通信