民間住宅ローン 利用予定者の実態調査(2015年度第3回)
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民間住宅ローン
住宅金融支援機構は、民間住宅ローン利用予定者の実態調査で、今後5年以内に住宅を取得する予定の人を対象にインターネットによるアンケート調査(2016年2月)を実施、このほど調査結果を公表した。調査は「利用予定の金利タイプ」や「住宅取得に向けた意識や行動」などについて行われ、住宅ローン利用予定者1,153人から回答を得た。
希望する金利タイプ 「固定期間選択型」と「変動型」の希望割合が増加!
住宅ローン利用予定者が希望する金利タイプは、「固定期間選択型」が38.1%、「全期間固定型」が33.1%、「変動型」が28.8%という順だった。例年調査時点で大きな変動はないものの、「変動型」は2015年6月調査から3回連続で増加。一方、全期間固定型は超低金利下であるにも拘わらず、前回調査より3.8ポイント減少した。
住宅ローン金利の見通し 「現状よりも低下する」が大幅に増加!
今後1年間の住宅ローン金利の見通しは、全体では「ほとんど変わらない」とする割合が34.6%と前回調査の41.7%から7ポイント減少し、「現状よりも低下する」と思う割合が22.9%と前回調査の8.2%から大幅に増加した。逆に「現状よりも上昇する」と見る割合は21.2%で前回調査から11ポイント減少した。
住宅の買い時意識 「今は買い時だと思う」が42.5%に増加!
住宅の買い時意識では、「今〈今後1年程度〉は住宅取得のチャンス(買い時)だと思うか?」との問いに対して、そう思うと回答した人は42.5%で前回調査の38.0%から4.5ポイント増加した。また(買い時)だと思う理由は、「住宅ローン金利が低水準だから」が79.4%と高い割合を示した。
今は買い時だと思う理由
住宅取得に踏み切れない理由 (11項目中上位6項目を掲載)
編集協力 静岡情報通信