2013年静岡県西部不動産市場を予測では、静岡県内の地価は下落傾向にあったが消費増税の駆け込み需要など、今後不動産市場の活性化が考えられる。住宅購入においてまさに今がお値打ち価格である為、人気のエリア・狙い目の土地などご紹介します。

2013年静岡県西部不動産市場を予測

公開日時: 更新日時:

買い手減少に加え、適地が限られてきた浜松市内の新築分譲マンション。

地価下げ止まり感が出ているのを受け、不動産業界は分譲マンションの販売を積極化させている。2012年の新規発売戸数は首都圏と近畿圏でそれぞれ2年ぶりに前年を上回る見通しだ。首都圏ではマンション用地の価格は既に上昇していると見る向きもある。また、ビル、マンションの賃料収入や売却益などがもたらす配当を当てにする投資マネーも再び不動産に向かいつつある。では、浜松市の分譲マンション市場はどうだろうか。

「2012年に発売された新築分譲マンションは、遠州鉄道の『ブライトタウン早出南公園』、大和ハウスの『プレミスト八幡駅マスターズプレイス』、セキスイハイム東海の『ル・シェモア東伊場DEUX』の3件。ピークの2004年には年間の発売件数が13件あったことを考えると、マンション市場の縮小は誰が見ても明らかです。2012年の発売戸数は153戸で、前年の198戸より少なく、1戸あたりの販売価格は2,430万円と、前年より70万円安い。景気の低迷による所得の減少で、買い手は不動産取得を手控えており、売り手側も極端に慎重になっている。また、適地が限られてきたことも発売戸数減少の要因です。戸建て志向が強い浜松市で、”マンション暮らしもいいな”と思わせるためには立地を厳選する必要があり、販売価格の設定も成否を分けるカギになります」

数年前と比べるとマンション需要が減っているとはいえ、2013年に発売が予定されている分譲マンションもいくつか発表されている。生活と交通に至便な都心を建設予定地に、シニア層など安心で安全な暮らしを望む人をターゲットとして売り込みに力を注いでいる。用地の地価が下がっている反面、鉄骨や型枠など建設コストは2割ほど高くなっていて、販売価格はこれが限界と中村さんは言う。

表:浜松市の新築分譲マンションの推移(表3)

写真:2012年発売の静岡県浜松市の新築分譲マンション、「ル・シェモア東伊場」と「プレミスト八幡駅マスターズプレイス」

2012年発売の新築分譲マンション
(左)ル・シェモア東伊場<セキスイハイム東海>
(右)プレミスト八幡駅マスターズプレイス<大和ハウス>
以前に比べ供給量が減った分譲マンション市場。 2012年の3棟に続き、2013年には新たな分譲マンションが発表される予定だ。

消費税アップ前の駆け込み需要。2013年の住宅着工増加に期待

イメージ:静岡県の不動産市場は消費税アップ前の駆け込み需要が増加予想。土地より建物重視

民主党から自民党への政権交代で今後の日本経済や国民の暮らしがどうなるのかは不透明だが、消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革は既に成立しており、消費税は2014年4月に8%、2015年10月に10%へ2段階で引き上げられる。これを受け、消費税増税前の駆け込み需要で2013年度の住宅着工件数は5年ぶりに90万戸を突破するという予想も(建設経済研究所)。住宅は2013年9月30日までに契約すれば現行税率の5%が適用されるため、住宅各社は需要がピークとなる2013年半ばまでに集中投資し、新商品やモデルハウス新築を加速させるだろう。

「立地条件や土地形状、地盤もさることながら、購入希望者の意識は土地よりも建物を重視する方向に向いています。現物を見て選べる建売住宅が盛況なのはそのせいで、見学してその建物を気に入れば、土地に関する多少の不満には目をつむる。今後、駆け込み需要をにらんだ住宅各社は積極的に売り込みをかけ、魅力的な建売住宅や住宅商品を続々と登場させるでしょう」と中村さん。住宅ローン金利も史上最低水準で、ここしばらく上昇する気配はなさそうだ。買い手にとってはまさに好条件がそろい踏みした追い風の状況といえる。

最後に、これから住宅の購入を検討している読者に向けて、中村さんからアドバイスをしていただこう。「先ほども申し上げたように、地価は底値を打ち、これから先はまず下がらないでしょう。建物についても、一戸建て、分譲マンションともに今がまさにお値打ち価格。消費税増税前に決断することが賢明であることはいうまでもありません。人の価値観や好みは十人十色で、生活至便な都心が一番と考える人もいれば、多少不便でも広々とした郊外で悠々自適に暮らしたいと願う人もいます。自分の価値観やライフスタイルを大切に、決断する時は潔く決めてほしいと思います。何よりも悔やまれるのは、優柔不断が災いしてチャンスを逃してしまうこと。『いつの日か』とか、『そのうちに』と考えている人は、消費税増税をひとつの区切りにしてみてはいかがでしょうか」。2013年、不動産市場が活性化する予兆はある。この波に乗り、かしこい買い物をするために、今後も引き続き不動産市場の動きに注目しよう。

編集協力 静岡情報通信

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