不動産最新ニュース <2013年11月>

公開日時: 更新日時:
経済産業省はこのほど「住宅用太陽光発電導入支援補助金」について、住宅に太陽光発電システムを設置する個人や法人へ1kW当たり1.5万円〜2万円を補助する制度だが、2014年3月末で受付を終了すると発表した。静岡県浜松市では、今年度分を2014年3月末まで受付けているが、受付件数が補助件数2,500件に達した時点で終了するとしている。

地価動向東京・大阪圏で7割が上昇、名古屋圏は全地区で上昇!

国土交通省が主要都市・高度利用地150地区の地価動向を発表。

国土交通省は11月26日、2013年第3四半期(7月1日〜10月1日)の主要都市・高度利用地150地区における地価動向を発表した。

それによると地価上昇地区は、107地区(前回99)、横ばいが34地区(前回41)、下落が9地区(前回10)となり、上昇地区が8地区増え、全体の約7割を超えたことが明らかになった。

同省では、不動産投資意欲の回復や住宅需要の増加などにより、三大都市圏の大半の地区において0〜3%上昇し、従来の下落・横ばい基調から上昇基調への転換が引続き広範に見られると分析している。

圏域別では、三大都市圏のうち東京圏65地区のうち46地区(前回45)が上昇。大阪圏でも39地区中28地区(前回25)が上昇し、ともに約7割が上昇となった。一方、名古屋圏では前回調査に続き14地区全てが上昇となった。また地方圏では32区中、上昇地区が19(前回15)、横ばい地区が8(前回11)、下落地区が5(前回6)と上昇が過半数を超えた。

静岡県内の静岡市葵区JR静岡駅周辺地区は横ばいだった。
静岡市葵区の土地購入情報はこちら

用途別では、住宅系44地区のうち、上昇地区が35(前回31)、横ばい地区が7(前回11)、下落地区が2(前回2)と約8割が上昇となった。商業系106地区では、上昇地区が72(前回68)、横ばい地区が27(前回30)、下落地区が7(前回8)と約3分の2が上昇となった。

木材利用ポイント【木材利用ポイント】11月は9億5,400万ポイントを発行

【林野庁】木材利用ポイントの申請・発行状況について(2013年11月末時点)

林野庁は12月6日、木材利用ポイントの11月末時点でのポイント申請・発行状況を公表した。

それによると木造住宅の新築・増築・購入と内装・外装の木質化工事の11月のポイント申請件数は4,333件で、10月の3,215件に対して1.34倍となった。 受理された申請に対して発行されたポイントは約9億5,400万ポイントで、10月の約6億6,366万ポイントと比べ約1.43倍に増加した。これにより発行済みポイント数の累計は、約19億2,276万ポイント(7,879件)となった。

木材利用ポイントは、林野庁がスギやヒノキといった国産材の木材利用を促すため、2012年度補正予算に事業費410億円を計上し、今年度に開始した制度。国産木材を半分以上使って住宅を建築した場合や地域材を一定以上使って既存住宅の内装や外装をリフォームした場合に、30万円分を上限にポイントを発行している。

ポイントの付与は、木造住宅の新築・増築や木材を使った内外装のリフォームのほか木材製品、木質ペレットストーブなどの購入にも与えられる。住宅の新築や増改築・リフォームの場合は2014年3月31日までに工事に着手(請負契約を締結)したものが対象だ。

ポイントの発行申請は引き渡し後に手続きが可能となり、最終的な申請期限は2014年7月末。したがって来年3月までに契約を締結し、7月末までに引き渡し予定の工事であれば、木材利用ポイントの対象となる。ただし予算枠がなくなりしだい終了するので注意が必要だ。

11月末時点では、予算に余裕が見られるが、消費税増税に伴う駆け込み需要が急増しているため、林野庁ホームページのチェックは欠かせないだろう。

グラフ:ポイント数の推移

グラフ:木材利用ポイント発行件数の推移
※林野庁資料より作成

編集協力 静岡情報通信

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