住み替え先は「新築」OR「中古」!? 若者世代の住み替え意識調査
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不動産流通経営協会はこのほど、「若者世代の住み替え意識調査」を行いその結果を公表した。
調査は、現在住み替え意向のある1都3県(東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県)に居住する20代~40代の男女(世帯主に限らず)を対象に、インターネットによるアンケート調査を1月に実施。有効回答数は2,520を得た。
若者世代の住み替え先 持家希望者のおよそ70%が新築派
住み替え意向のある若者世代のうち、持家への住み替え希望者が76.6%を占め、そのうちの住み替え先として新築のみを希望または主に新築を希望する「新築派」が62.4%(戸建70.4%・マンション51.8%)、新築・中古に「こだわらない派」が31.1%(戸建25.3%・マンション38.7%)、「中古派」が6.5%(戸建4.2%・マンション9.5%)だった。
年齢別でみると、新築派は30歳代で43.8%を占めているのに対して、40歳代では35.1%と減少する。一方で中古派は40歳代で46%と多く見られた。
世帯構成では、新築派が「夫婦+子ども」が42%を占めたのに対して、中古派は「単身世帯」が28.6%。「夫婦+子ども」は21.4%だった。全体として中古派は新築派に比べて、40歳代と単身者に多く見られる結果だった。
住み替え先として新築と中古とどちらを希望するか?
新築派・こだわらない派の購入限度額は3,000万円台が最多
「新築派」と「こだわらない派」の購入限度額は、住宅形態に関わらず3,000万円台が最も多く、およそ30%で見られる。「中古派」の場合は、中古戸建で1,000万円台~3,000万円台に分散し、中古マンションでは2,000万円台が最も多い。
購入限度額4,000万円以上とする割合は、こだわらない派よりも新築派の方が高くなっている。
また調査では、年齢があがるにつれて購入限度額が高くなる傾向があるが、こだわらない派の分譲マンション希望者は30 代前半以降、高齢期に向けて購入限度額が下がっているとしている。
新築派・中古派の住み替え希望住宅の購入限度額は?
編集協力 静岡情報通信