民間住宅ローン 利用者の実態調査(2015年度第1回)
公開日時:
更新日時:
目次
金利見通し 「現状よりも上昇する」が変動型で増加!
今後1年間の住宅ローン金利の見通しをみると、全体では「ほとんど変わらない」とする見方が前回調査から4.6ポイント減少したものの50.6%と過半を占めた。「現状よりも上昇する」は前回調査とほとんど変わらず約3割を占めた。また「現状よりも低下する」は1.3ポイント減少し5.9%だった。
金利タイプ別にみると、「現状よりも上昇する」が全期間固定型では前回調査の42.6%から31.9%に減少し、変動型では前回調査の21.7%から26.3%に増加した。
今後1年間の住宅ローン金利見通し(金利タイプ別)
金利上昇への対応 「金利負担が大きくなれば全額完済」が固定期間選択型で増加!
金利上昇に伴う返済額増加への対応については、固定期間選択型で「金利負担が大きくなれば、全額完済する」が前回調査の21.1%から26.0%に増加、また「返済額圧縮あるいは金利負担軽減のため一部繰上げ返済する」と答えた人は35.5%を占めた。一方「見当がつかない、わからない」は、変動型で24.1%と前回調査の17.6%から24.1に増加した。
金利上昇に伴う返済額増加への対応(固定期間選択型・変動型の利用者)
満足度 民間住宅ローンに過半数が「大いに満足」「やや満足」と回答
民間住宅ローンに対する満足度では、融資額、金利水準、申込みから融資実行までの事務手続き、金融機関の商品説明、住宅販売事業者の情報提供など5項目について調査。その結果すべての項目において前回調査と同様に「大いに満足」「やや満足」と回答。特に融資額や金利水準では半数以上の人が「大いに満足」「やや満足」と回答している。
※満足度は「融資額」「金利水準」「申込みから融資実行までの事務手続き」「金融機関の商品説明や情報提供」「住宅販売事業者の情報提供」などを個別に評価。ここでは前述の3項目について記載。()内は前回調査
編集協力 静岡情報通信
1 2