民間住宅ローン借換の実態調査(2012年度)
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民間住宅ローン
住宅金融支援機構は、2011年11月から2012年10月までの一年間に住宅ローンを借換えした人を対象に、借換えによる住宅ローンの金利タイプの変化、借換え理由などについてインターネットによるアンケート調査を実施、その結果を公表した。調査結果は、借換えをした979件を対象とした。
金利タイプ 借換え後の金利タイプは、約半数の45.6%が「変動型」
住宅ローンを借換えた人の借換え後の金利タイプは、「変動型」が約半数(45.6%)を占めた。調査対象期間を通じた借換後の金利タイプをみると、2011年12月から2012年5月まで「変動型」の利用割合が「固定期間選択型」を上回っていたが、その後は両タイプが拮抗しながら推移。低金利がつづく中、相対的に低利な「変動型」と「固定期間選択型」の利用割合が高い。
また借換えによる金利タイプを、年齢別みると、年齢層が高くなるほどおおむね「全期間固定型」への借換割合が上昇する傾向にある。世帯年収別では年収層が高くなるほど逆に「全期間固定型」への借換割合が低下する傾向が見られた。
借換理由 金利低下と返済額減少が借換理由の大半
借換え理由は、「金利が低くなるから」が71.3%、「返済額が少なくなるから」が62.5%と過半を超えている。
借換によって実際に金利が低下した人は全体の94.8%にあたり、中でも「2.0%超低くなった」と回答する人が12.6%を占めた。
経過期間 およそ34.9%の人が「5年超10年以内」に借換え
借換えまでの経過期間は、全体では34.9%の人が「5年超10年以内」と回答している。
借換前の金利タイプ別にみても、「全期間固定型」では33.4%、「固定期間選択型」では34.6%、「変動型」でも39.4%といずれも経過期間「5年超10年以内」に借換の割合が最も高くなっている。
編集協力 静岡情報通信