民間住宅ローン 利用者の実態調査(2014年度第3回)
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金利見通し 今後1年間は「ほとんど変わらない」が過半!
今後1年間の住宅ローン金利の見通しをみると、全体では「ほとんど変わらない」とする見方が前回調査から2ポイント減少したものの55.2%と過半を占めた。「現状よりも上昇する」は1ポイント減少し30.1%に、また「現状よりも低下する」は2.1ポイント増加し7.2%だった。金利タイプ別にみると、「現状よりも上昇する」が「全期間固定型」では約4割、「固定期間選択型」では約3割、「変動型」では約2割であった。
今後1年間の住宅ローン金利見通し(金利タイプ別)
金利上昇への対応 「金利負担が大きくなれば全額完済」が増加!
固定期間選択型と変動型の利用者に対して、金利上昇に伴う返済額増加への対応について聞くと、「返済額圧縮あるいは金利負担軽減のため一部繰上げ返済する」と答えた人が全体の35%前後を占めた。また「金利負担が大きくなれば、全額完済する」と答えた人も「固定期間選択型」では前回調査から6.8ポイント増加し21.1%に、「変動型」でも2.8ポイント増加し13.4%だった。
金利上昇に伴う返済額増加への対応(固定期間選択型・変動型の利用者)
満足度 民間住宅ローンに過半数が「大いに満足」「やや満足」と回答
民間住宅ローンに対する満足度では、融資額、金利水準、申込みから融資実行までの事務手続き、金融機関の商品説明、住宅販売事業者の情報提供など5項目について調査。その結果すべての項目において前回調査と同様に「大いに満足」「やや満足」と回答。特に融資額や金利水準では半数以上の人が「大いに満足」「やや満足」と回答している。
※満足度は「融資額」「金利水準」「申込みから融資実行までの事務手続き」「金融機関の商品説明や情報提供」「住宅販売事業者の情報提供」などを個別に評価。ここでは前述の3項目について記載。()内は前回調査
編集協力 静岡情報通信
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