民間住宅ローン 利用者の実態調査(2015年度第2回)
民間住宅ローン
住宅金融支援機構はこのほど、2015年7月から2015年10月までの間で、民間住宅ローン(フラット35を含む)を借入れた人を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施、その結果を公表した。調査の内容は「利用した住宅ローンの金利タイプ」や「住宅ローン選びに関する事項」について収集、1,039件の回答を得た。
金利タイプ 「全期間固定型」の利用割合が減少し、「変動型」が43.2%に増加。
低金利が長期化するなか、「全期間固定型」の利用割合は、29.8%と前回調査の38.0%から大幅に減少した。一方、変動金利型は43.2%と前回調査の35.8%から増加した。固定期間選択型は26.9%で前回調査の26.3%から微増となっている。
■ 金利タイプ別利用者の割合(借入時)
【借入先別】都銀・信託、地銀、信金で「変動型」が増加!
金利タイプを借入先別で見ると、都銀・信託銀行では「全期間固定型」が前回調査の48.9%から37.3%へと減少し、「変動型」は前回調査の30.1%から38.2%と増加した。
一方、JAバンクでは「変動型」の利用者が前回調査の43.6%から34.1%に減少し、「全期間固定型」は前回調査の17.9%から41.5%と大幅に増加した。
■ 借入先別の金利タイプ
【年齢別】すべての年齢層で「変動型」が増加、「全期間固定型」は減少へ
住宅ローンの利用状況を年齢別にみると、今回はすべての年齢層で「変動型」の利用割合が増加し、「全期間固定型」の利用割合が減少した。
特に20歳代では「全期間固定型」の利用割合が前回調査の54.4%から今回32.8%と大きく減少した。
■ 年齢別の金利タイプ
【比較検討した金利タイプ】「変動型」「固定期間選択型」が増加「全期間固定型」は減少!
住宅ローンの借入にあたって比較検討した住宅ローンの金利タイプでは、全期間固定型が前回調査の33.6%からは24.8%と減少したのに対して、変動型が前回調査の15.4%から23.4%へ増加した。一方、固定期間選択型(10年)は前回調査の11.7%から3.8%へと大きく減少した。
■ 住宅ローンの借入にあたって比較検討した住宅ローンの金利タイプ
最終的に選択した金利タイプが全期間固定型、固定期間選択型、変動型いずれであっても全体として見た場合
編集協力 静岡情報通信