民間住宅ローン&フラット35 利用者の実態調査(2013年度第2回)

公開日時: 更新日時:
2013年度第2回民間住宅ローン&フラット35利用者の実態調査では、金利の先高観を見据えて変動型から金利上昇の影響を受けない固定型へシフトする傾向が見られるが、依然として40%以上の人が変動型を選択しており、特に若い世代に人気の金利タイプである。

民間住宅ローン

住宅金融支援機構は、2013年7月から2013年10月までの間で、民間住宅ローンを借入れた人を対象に、インターネットによるアンケート調査を実施、その結果を公表した。調査の内容は「利用した住宅ローンの金利タイプ」や「住宅ローン選びに関する事項」について収集、1000件の回答を得た。

金利タイプ 固定期間選択型が33.4%に増加、変動型は41.3%に減少!

住宅ローンの利用割合を金利タイプ別にみると、金利の先高観を見据えて変動型から固定型へシフトする傾向が前回調査に引き続いてより鮮明となった。

「変動型」は前回調査の43.5%から今回は41.3%に減少。一方「固定期間選択型」は2012年度第3回調査の26.0%から徐々に増加し、今回は33.4%に達した。中でも固定10年の利用割合は高く、前回調査の13.3%から今回は16.2%と大きく増加した。

「全期間固定型」の利用割合は、ほぼ横ばいの25.3%だった。

【年齢別】変動型は20~40歳代で40%以上の人が選択

また金利タイプを年齢別に見ると、「変動型」を選択する人の割合は、20~40歳代で40%を上回るのに対して、50歳代では33.3%と減少する。また「変動型」は30歳代で前回48.2%と最も多かったが、今回調査では41.1%と減少した。これに対して「固定10年」は20~50歳代のすべてで増加している。

金利タイプ別利用者の割合(借入時)

グラフ:金利タイプ別利用者の割合(借入時) 2011年度第2回〜2013年度第2回  変動型 固定期間選択型 全期間固定型

今後1年間の住宅ローン金利の見通しは「現状よりも上昇」

今後1年間の住宅ローン金利の見通しについては、「現状よりも上昇する」が前回調査の45.1%から、今回42.5%と減少した。金利タイプ別では全期間固定型を除いて、「現状よりも上昇する」が減少している。

今後1年間の住宅ローン金利見通し ( )内は前回 2013年度 第1回調査

グラフ:今後1年間の住宅ローン金利見通し( )内は前回 2013年度 第1回調査

ローン選び 選択の決め手は「金利が低い」が65.7%と圧倒的。

住宅ローンを選んだ決め手は「金利が低いこと」とする回答が65.7%と圧倒的に多い。次いで「繰上げ返済手数料が安い」こととする回答は前回と変わらず、「住宅販売会社に勧められた」が前回の4位から3位に上昇した。また「繰上げ返済が小額から可能」も前回の7位から5位に上昇した。

グラフ:住宅ローン選びの選択の決め手 圧倒的に多いのは「金利が低い」

満足度 民間住宅ローンに過半数が「大いに満足」「やや満足」

民間住宅ローンに対する満足度では、融資額、金利水準、申込みから融資実行までの事務手続き、金融機関の商品説明、住宅販売事業者の情報提供など5項目について調査。その結果「融資額」や「金利水準」で過半数の人が「大いに満足」「やや満足」と回答を寄せている。

グラフ:民間住宅ローンに対する満足度 総合評価 融資額 金利水準

※満足度は「融資額」「金利水準」「申込みから融資実行までの事務手続き」「金融機関の商品説明や情報提供」「住宅販売事業者の情報提供」などを個別に評価。ここでは前述の3項目について記載。
( )内は前回 2013年度 第1回調査

編集協力 静岡情報通信

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